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(中断)ウォーターローンについてのまとめ

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ポイント

あいうえおかきくけこ

前景草の中でも人気の高いウォーターローンですが、

すぐ溶けてしまったりコケまみれになってしまったりと、育成にやや癖のです水草でもあります。

水草絨毯を作るのに適したウォーターローンについてまとめてみました。

また、育て方や増やし方。光量などの管理方法もまとめてみましたので、

必要なところだけ確認してみてください。

目次
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ウォーターローンの予備知識や特徴

基本情報

  • 名称 ウォーターローン
  • 学名 Utricularia Graminifolia
  • 和名 アミメミミカキグサ
  • 育成難易度 ★★★★☆(やや難しい)or ★☆☆☆☆(簡単)
  • カテゴリ 前景草
  • 水温 20~28℃
  • 水質 弱酸性〜中性
  • 硬度 軟水〜注軟水
  • 光量 20W3灯以上
  • CO2添加 60cm水槽で1滴/秒
  • 相場価格 約1,000円
  • 絨毯までの目安 約1ヶ月

ウォーターローンは東南アジア原産の水草ですが、「アミメミミカキグサ(網目耳掻草)」という和名で日本にも自生しています。

Water(水) Lawn(芝生) という名前のように前景草として使われ、綺麗な水草絨毯を広げてくれます。

また、水草の中でも珍しい食虫植物で、水中の微生物を捕食して成長をします。

ヒドラなんかは稚エビを捕食するので、海老の繁殖を楽しみたい方にぴったり

特徴

水槽一面に生い茂ったウォーターローンは、撫でると気持ちいでしょうね。
ウォーターローンは食虫植物の仲間なので、捕虫嚢(ホチュウノウ)を確認することができます。初めて育てる人はスネールの卵や魚の卵と勘違いする人がいるようです。
この捕虫葉にコケや餌のカス、熱帯魚の糞付きやすいので、トリミングでこまめに切ってしまいましょう。手入れを怠ると水槽の水質悪化につながることもあります。

長さ3~5cm 幅2~3mmのテープ状の葉っぱを生やします。

食虫植物なので、捕虫嚢(ほちゅうのう)という捕食するため器官を持っているのが特徴です。

ライトグリーンの葉っぱで草丈は短いので、綺麗に広がったらうっとりしそうですよね

水質やCo2の添加などに気を配れば、約1〜3ヶ月で水草絨毯が完成しますよ

実は花が咲く

水中でも水上でも育成ができるウォーターローンですが、実はどちらでも花を咲かせます。

水中花は柔らかいため、エビや草食魚にツンツンされる可能性が高いです。

水上花はより色が濃くて綺麗

詫び草としても使われることもあるウォーターローンですが、水上花を楽しむことができます。

「放置していたら花が咲いた」という話もあるようなので、水上花の難易度は低そうですね。

ウォーターローンの育成難易度と注意点

水温や水質悪化などちょっとしたことがきっかけで溶けてしまいます。
ソイルによっては初期は底床の肥料分が多く、水質も悪くなりやすいので、失敗することが多いですね。
ウォーターローンはCO2の添加が必須で光量も必要です。それなりに良い環境を整えて上げる必要があります。軟水を好みますが低すぎてもNGという非常に繊細な水草です。
水質の悪化・変化に弱いので、初めは苦労するかもしれませんが、だんだん落ち着いてくると成長も速く、思わず寝っ転がりたくなるような芝生を作ってくれるはずですよ!
難易度が高めのウォーターローンですが、特に注意してほしい点があります。

ウォーターローンは、CO2量、光量を求めてくる水草ですので、光合成が見られないような水槽では、植栽から2~4週間で白化してきたり、葉が抜けてきてしまう場合があります。また硬度が高い水質もCO2の溶解が悪く、成長の妨げになる場合があります。ウォーターローンの育成は強めのCO2、光量、さらに軟水が育成のポイントになります。

育たない・枯れる理由

  1. CO2・光量不足に注意
  2. コケに覆われて枯れる
  3. 水質が悪化(富栄養化)していると溶ける
  4. 高すぎる水温に注意!

ウォーターローンが育たない・枯れてしまう原因についてチェックしておきましょう!

CO2・光量不足に注意

ウォーターローンはCO2が必須です。必ず添加しましょう。
CO2は植物の細胞を作るのに欠かせないデンプンの材料で、CO2が少ないと成長が遅くなり、調子を崩す原因になります。
また、 CO2を添加していても育ちが悪い場合は光量不足を疑います。
空気中では照明の光が強く見えても、水の中では不純物等で相当減衰されます。水槽の底に到達する頃には50%以上も光が失われているんです。
特に前景草は背丈がないので、想像している以上に光が届いていません。
もし、光量が弱い照明を使っているなら見直してみましょう。

二酸化炭素の有り無しで成長速度が変わります。CO2を添加している方が成長速度が早く、形も整うので管理がしやすく綺麗に育つ傾向にあります。一方でCO2を添加していないと成長速度が遅く、生体の食害にあったり、コケの被害にあって綺麗に育たない場合が多いです。
筆者は管理がしやすく、形成を整えやすい二酸化炭素ありでの育成をおすすめします。

どのような水草でもそうですが、光合成が活発になると体内にしっかり体力を蓄え生長することができます。
ウォーターローンは環境適応能力が低いため他の水草以上に光合成を活発にしてあげて体力をつけてあげないと生長するどころか溶けたり枯れたりしてしまいます。
よってウォーターローン育成においてはco2の添加は必須と思ってください。
また、co2量を増やすということは必然的にそれに見合った光量も必要となります。
弱い光ではしっかり光合成ができないのでウォーターローンの葉が立ち上がるように育ちます。
そのような状態が見られたら照明を検討してみましょう。
活発に光合成を行える環境を維持することは水草の育成難易度を下げることにも繋がります。
co2が少ないと生長が遅くなる、環境に適応しにくくなる、コケに見舞われやすくなる。
この条件下でウォーターローンを育てるのはやはり難しいものです。

コケに覆われて枯れる

高光量を当てているとどうしてもコケてしまします。
幸いにもウォーターローンはそれほど栄養を必要としないため、アマゾニアなど肥沃なソイルは必要ありません。逆に、コケの原因になるので栄養系ソイルは使わないほうが良いかも。
アマゾニアは初期段階で大量の栄養分を放出します。ウォーターローンに限らず、どんな水草でもコケます。栄養系の 新品ソイルでありがちなトラブルを避けるためにも、初期の換水は多めに実施するのが鉄則です。

水質が悪化(富栄養化)していると溶ける

自然界では栄養が少ない環境で自生しているため水質が悪い環境が大の苦手です。
特に立ち上げ初期は水質が不安定になりやすいので注意が必要です。
対策は、水質が悪くならないようにすること。定期的な水換えは当然として、入れる熱帯魚も少なめの方が良いかも。
また、根っこがほとんどないため、底床に埋める固形肥料との相性は悪いです。
栄養不足の症状が見られるのなら液肥がおすすめです。

高すぎる水温に注意!

高すぎる水温が大の苦手です。窓際に水槽を置いている場合は特に注意が必要です。太陽の光などで、水が高温になりやすいんです。
夏場だけはファンを使うなどしっかり対策しましょう。
ちなみに私は逆サーモスタットを使ってファンの電源をコントロールしています。
逆サーモスタットとは?
サーモスタットの逆の役割がある装置で、水温が高くなると電源がONになる。
逆サーモとファンを組み合わせることで、水温が高くなったらファンを起動といった制御が可能になる。
また、夏場にミスト式で立ち上げる場合も注意が必要です。
密閉された水槽内は、照明の光だけでも温度が高くなりやすく失敗の原因になります。
高温が苦手なウォーターローンにとっては、サウナに入っているのと同じ状態というわけですね。
対策は、定期的に換気することと、涼しいところで立ち上げることです。
あとは、隙間を開けて熱の逃げ道を作るのもアリ。

引っこ抜けやすい

大型のエビにツマツマされると間違いなく引っこ抜かれます。
というのも、根っこから養分を吸収する能力があまりなくて、(というか無い?)水槽内の微生物を捕食して栄養を得ているので根張りが非常に弱いんです。
対策は、ヤマトヌマエビなど、大型のエビは入れないようにしましょう。
コケ対策でエビを入れるなら、ミナミヌマエビがおすすめですよ。小型のエビなので、引っこ抜ける確率が下がります。
ちなみに、ウォーターローンのトリミングをする時も注意が必要ですよ。
ランナーでつながっているので、1つの株が引っこ抜けると全部が浮きます。笑

水上化するが成長は遅め

水中だけでなく、一応水上でも育成できるみたいです。
根っこみたいなのに捕虫嚢(捕食袋)がついていて、地中にいる微生物を捕食します。
ただ、水上化できると言っても、水中のほうが調子が良いらしいです。
余ったウォーターローンをストックするのも水中がおすすめですよ。

葉が柔らかく食害に合う

ウォーターローンは葉っぱが柔らかく、ヤマトヌマエビなど大型のエビにとっては絶好のおやつで、大型のエビや草食性の強い魚を入れていると食害に合うことがあります。
対策は、小型のエビを使うことと、草食性が低い魚を使うこと。
ちなみに、調子を崩したウォーターローンだと小型のエビでも食べてしまいます。ただ、どのみち溶ける運命にあるので、調子を崩さないような環境を作るのが先決ですよ。

食虫植物だが光合成は必要

土壌の栄養が少ない不毛な土地でも生活できるように進化した食虫植物ですが光合成は必要です。
捕虫はあくまでも光合成の補助にすぎません。
少ない栄養でも得られる養分は貪欲に吸収し、足りない分は捕食して栄養を得ています。進化ってすごいですよね‥。
ちなみに、ウォーターローンの捕虫器官は、袋わな式というかなり複雑な構造をしています。
捕虫嚢は普段は閉じているのですが、蓋がパカッと開くと水圧の力で一気に捕虫嚢へ水が流れ込みます。
そして、袋内の水を排出して「四叉毛」という器官を使って消化吸収をしています。
ちっちゃな袋がこんなにも複雑な構造をしているなんて驚きですよね。

栄養が少ない(貧栄養)環境を好む

ウォーターローンは、動物性のプランクトンや微生物から栄養補給しています。
土壌の栄養を吸収できる根っこをほとんど持っていないため、底床内に栄養があってもあまり意味が有りません。
逆に養分が多いと調子を崩すことが多く、最悪の場合溶けてしまうことも。貧栄養の環境が好きなので、栄養が少ないソイルを使いましょう。
あとは底床の掃除も有りかな・・?
底床って、きれいに見えても熱帯魚のフンとか枯れ葉などで意外に汚れているんですよね。
ただし、ソイルって土を固めただけなので、プロホースとかで吸い上げると崩れやすいです。ただの泥になっちゃうので、掃除をしない方も多いんですよね。
崩れたソイルは、色々とイイことがないので、あまりいじりたくないんです。
私も全く掃除しないわけではないですが、あまりしません。
ウォーターローンの場合も、引っこ抜ける原因になるし、無理に掃除する必要もないのかな‥。

立ち上げ初期はバクテリアが繁殖していないので栄養不足になりやすい

立ち上げ初期はバクテリアが少ないので、捕食ができず栄養不足になりやすいです。
水質も安定しないので、より不調になりやすいですね。
バクテリアがしっかり繁殖した水槽に植えるのがおすすめですよ。
あと、液肥は吸収できるので、少量だけ添加するのもアリですね。

ウォーターローンの植え方

葉っぱが小さな水草なので、前景がメインとなります。
シンプルな石組レイアウトと組み合わせても、きっと魅力的な水槽になりますよ
強い光量を求めるので、なるべく影にならない位置にレイアウトしましょう。
水槽後方に盛り土をして奥行き感を出し、ウォーターローンだけのレイアウトも良さそう
ただ、捕虫植物は根張りが少々悪いです。ソイルが崩れる可能性も増えますので、気をつけていきましょう
ウォーターローンは砂利でも育ちますが、ソイルに比べて育成難易度が高くなります。
よって初心者の方にはソイルをお勧めします。
もし砂利系の底床で育てるのであればKHを低く抑える工夫が必要となります。
ソイルを使用したレイアウトであれば軽く湿らせたソイルにウォーターローンを小分けにして植栽していきます。
購入時はまとまっていることが多いですが、優しく小分けにして小指の先ほどの量ずつ植え込みます。
この時、ピンセットでウォーターローンをしっかり掴み、ソイルに深く植え込みます。
ウォーターローンの頭がソイルから出るか出ないかくらいの深さまで植えてしまって問題ありません。
逆に浅すぎるとすぐに浮いてきてしまったり根張りが弱くなります。
植栽のコツはある程度の量を植えるということです。
購入量を少なく抑えて増やそうと思うことは誰しも考えることですが、ウォーターローンに関してはあまりにも量が少ないと生長が悪くなる傾向があります。
その理由ははっきり解明されていないみたいですが、多くの方の過去の事例を見ていてもウォーターローンの水槽立ち上げは多めに植えた方が成功することが多いものです。
ここにも食虫植物特有のコロニーを形成するという特徴があるようです。

ウォーターローンの植え方は、二通りあります。1つ目は約20~30数本の束に細かく小分けして植栽する方法、2つ目は1~2㎝の束で植栽する方法です。1つ目の約20~30数本に細かく小分けして植栽する方法は、増えた時に浮かんできづらいです。1~2㎝の束にして植栽する方法は、根の張りが悪いと育成環境によっては浮かんできてしまいます。今回の植栽では1~2㎝の束にして植栽したのですが、途中で浮かんできてしまい、20~30数本に細かくして植栽しなおしています。しかし光量とCO2量が十分確保されていれば1~2㎝の束にして植栽した方が成長が早い印象を受けます。また光量やCO2が少ない環境も1~2㎝の束にして植えたほうが枯れずらい印象を受けます。

ウォーターローンの育て方・水槽の立ち上げかた(植え方に入れる?)

ウォーターローンの育成は、ソイルを使うと育てやすいです。砂利でも育成は可能ですが、成長が遅く難易度があがります。ウォーターローンは、強めのCO2、光量により美しい絨毯が作れます。水質はCO2がよく溶け込む軟水が育てやすいです。やはり新しいソイルや、軟水に調整された水槽環境では成長は非常によいです。光量とCO2が不足していると、なかなか成長しないので成長が悪い場合は、光量とCO2の量を見直すとよいです。強い照明・CO2量を添加しても育たない場合はKHをチェックするとよいです。育てやすいKHは0.5~1.0°dhが育てやすいです。ウォーターローンは食虫植物の為、ミジンコなどの微生物が必要という話を聞いたことがありますが、熱帯魚がいてミジンコなど餌になる微生物がいない水槽環境でも問題なく育成できます。

ウォーターローンはミスト式でも水槽を立ち上げことができます。
植栽直後から水を張る水草水槽での立ち上げよりもウォーターローンの場合にはミスト式の方が立ち上げやすさがあります。
その理由が水上葉での育成は環境変化が少ないことです。
また、ミスト式は水質の影響を受けにくい。
ウォーターローンに体力をつけてから水中葉の展開を促せるなどの効果があります。
他の前景草に比べて植栽直後の環境に敏感なウォーターローンにはミスト式育成が向いていると言えるのです。

照明点灯時間8時間 Co2 1滴/秒 で45cm水槽で2ヶ月 分厚く完璧な状態まで3ヶ月 液肥なしで
普通に植える方法

水草の下処理を丁寧に行なったら、優しく小指の先~1円玉程度の大きさに小分けにします。
株が小さすぎると、浮きやすいので、あまり小さくしすぎないようにしましょう。何本かまとめて植えるのがコツです。
ピンセットでウォーターローンの先を優しくつまみ、葉がちょっと顔を出すくらいの深さで植えます。植え込みが浅いとすぐに抜けてしまうので、思い切って深く植えこんで大丈夫です。
また、 あまり間隔を開けすぎるとキレイに育たないみたいです。だいたい1cm弱くらいの間隔で植えると良いかも。

葉先が少し見える程度まで植える。
これに尽きます。
光合成=葉に光がしっかり当たる
という認識から、葉先を多く出すような植え方をする人がいます。原理は合っていますが、浅い植え方をすると浮力で勝手に抜けてしまいます。また、根付きが悪いです。
最初は根付くことが大事になりますので、葉が少し見える程度までしっかり植え込みましょう。ウォーターローンは根付いてからの成長速度は速いので安心して埋め込みましょう。
▲根が見えないくらいしっかり植え込みましょう。
▲まばらに植えると絨毯にしやすい。

ミスト式で植える方法

まず最初にウォーターローンのミスト式は少し難しいです。どうしても溶けてしまう事が多いんですよね。
ただ、ミスト式のメリットもあって、立ち上げ初期の引っこ抜けを防ぐことができます。
やり方は、ソイルをしっかりと湿らせ普通通り植栽します。
植え終わったら霧吹きなどで水たまりができるぐらいたっぷりと水を与えます。
次に毎日の換気と蒸発したあ水分の補充を行ないます。
少しづつ新芽が出てきて、育ってきたら注水して完成です。
植えるときの注意点!
– エビに抜根される!
– 多めに植える!
– 細かくしすぎない!ある程度まとめて植える。
– 高すぎる温度に注意!
ウォーターローンの育て方のコツ

ウォーターローンの生長スピードは前景草の中では早くもなく遅くもないと言えます。
その特徴として環境に適応できればそれなりに早いですが、環境に適応できないと全くと言っていいほど育たない水草でもあります。
ウォーターローンは前景草の中ではデリケートというかわがままと言うか、好む環境に色々な条件が影響してきます。
環境適応能力が低い水草という言い方もできるかもしれません。
その理由にはウォーターローンが他の前景草と違い食虫植物の仲間であることが関係しているのかもしれません。
多くの前景草が好む底床の肥料濃度を高める方法もウォーターローンには逆効果で貧栄養下での育成の方が順調に生長することが多いものです。
よってグロッソスティグマなどを育てるイメージで底床に肥料をしっかり施してしまうと育ちが悪くなってしまうこともあります。
そのようなことからグロッソスティグマとウォーターローンを混植することはお互いに好む条件が違うので意外と難しいものです。
また、KHも低めの2以下に抑えるような環境を好むためキューバパールグラスやニューラージパールグラスのように適度な硬度の水質を好む水草ともあまり相性が良くありません。
pHは6~7程度KHは2以下の軟水を維持し、肥料はほとんど与えずソイルの栄養分だけで育てることができます。
食虫植物という性質から水中の微生物がしっかり繁殖してくると生長も良くなります。
この点については目に見えるものではないので判断が難しいですが、しっかり水が立ち上がってくれば必然的に水槽内の微生物は増え始めますので問題ありません。
また、貧栄養下を好むということは水槽内に溜まる窒素やリンの量も抑えなければなりません。
生長の早い水草をたくさん入れてある水槽であれば水草がそのような栄養分を吸収して生長してくれますが、ウォーターローンのみのレイアウトの場合にはその栄養分をほとんど消費しないため水槽内は窒素やリンが過剰になりやすくなります。
水換えの周期を増やし、常に余分な栄養分を排出する意識を持たないとコケの蔓延しやすい水槽環境にもなってしまいます。
「pHは6~7程度KHは2以下の軟水を維持」水質測定を定期的に行ってしっかり管理していきましょう。KH(炭酸塩硬度)は特に水草の状態に大きな影響を与える要因の一つとなっています。

エビはウォーターローンを抜いてしまう

育成条件の壁をクリアしてもウォーターローンには他にも問題が起きやすい面があります。
その一つがウォーターローンは根張りが弱いのでヤマトヌマエビなどに抜かれてしまうということです。
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビは水草のコケ取り生体として頻繁に水草水槽などに投入される生体です。
多くの水草にとってそれらのエビ類はほとんど害を及ぼさないのですが、ウォーターローンに関しては根張りの弱さから引き抜かれてしまうという問題が起こります。
よってコケ取り生体としてヤマトヌマエビなどは投入しない方が良いのでコケに対しては特に注意をしなければなりません。
どうしてもコケが心配な方やコケが生えてきてしまっているという方にはヤマトヌマエビよりも力の弱いミナミヌマエビをお勧めします。
ただミナミヌマエビはヤマトヌマエビよりもコケ取り能力としては劣るということもご理解いただく必要があります。
ミナミヌマエビの方が力が弱く水草に手を出すことも少ないのでミナミヌマエビを使う。
植栽初期はウォーターローンの根張りが特に弱いのでエビ類は入れずにウォーターローンの生長が見られるようになってからコケ対策としてエビ類を入れるようにする。
コケが出ないように換水頻度を高めておく。
このことがウォーターローンをコケから守るコツです。

ウォーターローンの育て方まとめ

ウォーターローンの育て方をご紹介してきましたが、ウォーターローンは多くの前景草と比べてどこか特殊な性質を持ち合わせた水草と言えます。
そのことが「ウォーターローンの育成は難しい」としてしまっているのかもしれません。
ただ、その特徴をしっかり理解し対処すればウォーターローンは決して育成の難しい水草ではありません。
ウォーターローンの育て方のコツをしっかり掴んで綺麗なウォーターローン草原レイアウトを作り上げてください。
今回はウォーターローンの育て方のコツについてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

ウォーターローンに必要な光量

水槽規格  まぁまぁ育つ  十分育つ
30cm  300〜500lm  588〜1,176lm
45cm  750lm〜1000lm  1,500〜2,000lm
60cm  1000lm〜2,000lm  2,550〜3,000lm
※上記の表はGEX、suisaku、KOTOBUKI、アクロから出る商品を参考に作成しています。
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
ウォーターローンは育成難易度が低い水草ですので、LEDライト1灯で運用する水槽でも絨毯化させることはできます。しかし、光量が多いほど成長速度が上がり、綺麗に育つのでなるべく十分育つレベル(2灯分)は確保したいところです。

ウォーターローンの増やし方

ウォーターローンは主にカップやポットが多く流通しています。培養カップタイプは、カップの底に寒天のようなゼリーが付いているので、植える前に落としましょう。
ウォーターローンの植え方には、普通に植栽する方法と、ミスト式で立ち上げる方法の二つがあります。

立ち上げは水中がオススメ

水上育成でミスト式がありますが、水を入れた際に「溶ける」場合があります。テープ状の水草であるため、水中に馴染む前に溶けてしまうという訳です。また、水上は根付いてからランナーが広がるまでに、カビの発生がしやすいという点もあります。初心者の方は水中での育成が無難なため、オススメします。
水上育成をする場合はこちらを参考にして下さい

ウォーターローンのトリミングと増やし方

トリミングは、ヘアーグラスなどと同じでばっさり刈り込む感じでカットします。光量が強い環境で育成した場合は、葉が横に成長している為、カットすると白い根っ子部分が露出してしまいます。しかし2週間~3週間で、新芽の葉が再生してまた美しい茂みを楽しめます。葉が立ち上がっている場合は、トリミングを長めにカットすることで白い根っ子の部分を露出しないでトリミングできます。トリミングは動画内でも紹介しています。ウォーターローンの増やし方は、増えた部分を小分けにして差し戻してやることで増やすことができます。

ウォーターローンのトリミングは芝を刈るようにカットするだけでOK。増やし方は、ランナーで繋がった株を分離します。
ランナー(走出枝)とは
地中の表面付近を走る茎のこと。株から伸びていて、ランナーの節目から新しい株が作られる。
ランナーでつながった株同士は、お互いに栄養を分け合う事ができる。
匍匐茎(ほふくけい)ともいわれる。

絨毯になるまでは、真上からひたすらトリミングする。
▲ハサミを入れるだけで良い。
トリミングといえば、伸びた葉先を切って整えるイメージが強いですが、ウォーターローンはそれだけでは絨毯になりません。画像はウォーターローンでないですが・・・前景水草は全て同じやり方です。真上からソイルごと着るイメージで行いましょう。
▲山盛りになってきたら真上から切る。
真上から切ることで根が切れ、そこからランナーが伸びるという仕組みです。ここでの注意点は植え直しをしないということです。前景草のほとんどは根を張ることに大きなエネルギーを使います。そのため、抜くという行為をするとその分だけ成長が遅れると思ってください。

増え過ぎたらトリミング

ウォーターローンは根張が非常に弱いので、葉をたくさん出しすぎると葉の浮力に負けて浮いてくる場合があります。ランナーでつながっている株全部が浮いてくるので放置していると大惨事になりますよ。笑
ちょっと増え過ぎかなと感じたらトリミングを実施しましょう。
芝を刈るように伸びた葉をザクザクとカットします。ウォーターローンはトリミングに強く、深めにカットしても問題有りません。しばらくすると新芽が生えてきます。
注意点は、根張りが弱いのでトリミングの衝撃で引っこ抜けてしまう場合があること。
優しく慎重にトリミングしましょう。
ざっくり深めにトリミングしたほうが良いのですが、引っこ抜けやすいので注意しましょう。
水中に捕虫嚢が伸びてきたらカット
基本的に底床内に捕虫嚢を伸ばしますが、地中にプランクトンが少ないと水中に伸びてきます。
ひょろひょろ~と伸ばしてみっともないのでカットしてOKです。
水槽によっては、結構な頻度で伸びてくるので、都度トリミングしましょう。
もちろん、放置でも問題有りませんよ。何本も伸ばしていると、意外とキレイなんですよね。笑
トリミングの注意点
– トリミングの衝撃で引っこ抜ける場合があるので注意!
– 底床のすぐ真上付近でカットする。
– 水中に伸びてきた捕虫嚢はカットしても良い

ランナーをカットして株を増やす

ウォーターローンは、ランナーを伸ばして、底床にへばりつくように広がっていきます。株分けをする時は、ランナーをカットして株を分離します。
ボリュームが足りない場所で、ハサミを垂直に刺しランナーを切り分けます。
基本的にこれだけでOKです。裁断されたランナーは株同士の切り口から新しい株が生えてきます。2倍に増えるわけですね。
子株と親株を分離して、引っこ抜いてからもう一度植えるのもアリですが、植栽直後は浮きやすいので底床内で分離するだけのほうが良いです。
カットされたランナーは、また勝手に伸ばし始めるのでどんどん増やすことができますよ。
増やし方の注意点
– ボリュームがほしい部分のランナーをカットする
– 色々と面倒くさいので引っこ抜かないこと!

ウォーターローンと相性のいい魚

小型の魚との相性は良いですね。フンの量も少なく管理も楽です。
例えば、グリーンネオンテトラとかラスボラ・エスペイとかですね。
中でも、ラスボラ・エスペイみたいな体色が膨張色の魚は、2~3匹でもそれなりに存在感あるので相性が良いですね!
逆に草食性が強い魚とは相性が悪いです。
レモンチップテトラやブラックテトラは、草食性が強い魚でも有名で、柔らかい水草は絶好のおやつになります。
ちなみに、底床を荒らす魚は問題外。相性最悪ですよ。
ウォーターローンは根張りが弱いため、クーリーローチやコリドラスがいると掘り返される場合があります。

ウォーターローンと相性のいい水草

根からあまり栄養を吸収しない水草と相性が良いです。
例えば、アヌビアスナナとかの活着系とか。
でもウォーターローンに最適なレイアウトといったら、やっぱり絨毯ではないでしょうか!!
底床一面に広がる芝生は本当に美しいですよ!
逆に相性が悪い水草は根張りが良くて、肥料を多く要求する水草ですね。
ウォーターローンは固形肥料との相性が悪く溶ける原因になるので、基本的に固形肥料は使えません。根張が強いグロッソやショートヘアーグラスは相性最悪ですよ。
後景草とかは、周りにだけ肥料を差し込めば問題ないので大丈夫です。

ウォーターローンの価格相場

ネットの価格は1700円程(送料込)

ネットでは250円(送料別)から売られているものの、1円玉サイズや数本だけといった物が多く、導入としては割高です。ただ、20cmキューブ水槽など小さい水槽に植えることを目的としてしている場合はそれがちょうど良いかもしれません。
45cm以上の大きい水槽にウォーターローンを植えることを考慮すると1500円以上に必要になります。(送料込)アクアショップやホームセンターに行けば、水槽に十分な量が補える培養カップが700円程度売られているので、そちらを購入するのが良いでしょう。

現地買い!培養カップがおすすめ

ウォーターローンの培養カップは有名かつ人気な前景水草ですので、アクアショップやホームセンターで高確率で売られています。1個あたり750円〜1000円で購入できます。培養カップはスネールやコケの混入がないため、自身の管理さえしっかりすれば綺麗な水槽に仕上げることができます。

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